私の名前は岡崎佐江。
前回のストーリー ⇒ 私の名前は岡崎佐江(15)
岡本先生と私は一緒に映画館でアラジンを見ました。
あ~ 最高に良かった~~あ、、、感激
それとビックリしたのは座ってる椅子が動いて、
思わず横の岡本先生にしがみついちゃいました。
それに、手元から変な蒸気みたいなものが噴き出してきて
匂いまでしました。
何から何まで驚くばっかしでした。
私は、ポップコーンを口いっぱいにほうばって
コーラをがぶ飲みしながら、
ロマンチックな内容にうっとりでした。
私もあのジュータンに乗って歌いながら空を飛んでみたいな~
アラジン! そのジュータンで私を迎えに来て~
あ~ 最高に感激!
映画館から出て、岡本先生が言いました。
佐江先生、
じゃあ、食事に行きましょう。。。。
やったーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!
待ってました!
何が食べられるんだろう?
・・・
私がよく行くラーメン屋さんがこの近くにあるんです。
ラーメン定食はご飯のお代わりが自由なんです。
それに餃子の割引券もあるんですよ。
はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!
ラーメン屋さん!
フランス料理のレストランじゃないの~~~~~お?
最上階のレストランで町灯りを眺めながら
ワインを飲みながら、コース料理を食べるんじゃないの。。。?
現実とのギャップを思い知らされました。
でも、そんなことを思ってる私の方が、
あつかましいに決まっています!
仕方ない! 贅沢は言えないわ! タダだし!
2人は赤のれんをくぐりラーメン屋さんに入りました。
いらっしゃ~い!
あら、岡ちゃん!
こんな可愛い彼女を連れて来るなんて、
岡ちゃんも、なかなか隅におけないね~
おばちゃん、いつものやつ2つ!
それと別個に餃子を2つ頼むよ!
あいよ!
ラーメン定食2人前と餃子を2つだね!
人のよさそうな中年のおばちゃんの
元気のいい声が響きます。
ラーメン定食か~ (私)
餃子付きが、せめての救いか~
佐江先生、
さあ、こっちです。
畳の部屋に座りましょう。
あ、はい!
庶民的で感じのいいお店だな~と思いました。
よ~~~~~~~~~~~~し!
こうなったら、思いっきり食ってやる!
ラーメンでも餃子でも、持ってこ~~~~~い!
元を取ってやる~~~~~~~~~う!
直ぐに、
ラーメンと餃子が運ばれてきました。早~!
それにビックリするくらいの量です!
佐江先生、
この店は、早い、多い、美味い、の3拍子が揃ってるんです。
それに、一番の魅力は、安いんです。
この餃子、普通でも350円何なんですよ。
しかも消費税込みで、一皿10個あります。
今日は割引券がありますから1皿150円ですがね。
( うっわ! 結構細かい奴じゃんか!負けそう!)
さあ、食べましょう!
はい、じゃあ、いっただきま~~~す。
パクパク、、パクパク、、、
ビックリです。
あ~ 本当に、美味しーーーーーーーーーーーーい!
岡本先生、
すっごい美味しいです。
でしょう~
フランス料理を食べるよりも、余程こっちの方がいいですよ!
ドッキ!
( てめ~ 人の心が読めるんか~? まあ美味しいから許す!)
パクパク、、パクパク、、、ズルズル、、、
あの~ 岡本先生、
ご飯のお代わり、してもよろしいでしょうか?
勿論ですよ。
お代わり自由ですからね。幾らでも、おばちゃんに言ってください。
おばちゃん、お代わり下さい。(私)
少し多めでお願いいたします。
あいよ!
ご飯のお代わり大盛いっちょう~~~!
若い人は食欲旺盛だね~
しっかり食べな! お嬢ちゃん!
パクパク、、パクパク、、、ズルズル、、、パクパク
美味しい~~~~~~~~い!
岡本先生、
このお店って穴場なんですね。
私、めちゃめちゃ気に入りました。
おばちゃんも感じ良いし、お店の雰囲気もくつろげます。
そ~ですか。
佐江先生に、そ~言ってもらえて、私も嬉しいです。
最上階の展望のいいレストランよりくつろげるでしょう?
ドッキ!
パクパク、、パクパク、、、ズルズル、、、パクパク
美味しい~~~~~~~~い!
おばちゃん!
ご飯のお代わり大盛下さ~~~い!
あいよ、本当に良く食べるね~
見てて気持ちいいよ!
しっかり食べな!
あいよ、ご飯のお代わり大盛だよ!
お嬢ちゃん、べっぴんさんだね~
ありがとうございます。おばちゃん!
パクパク、、パクパク、、、ズルズル、、、パクパク
美味しい~~~~~~~~い!
佐江先生、
そんなに食べて、大丈夫ですか?
この店のご飯の大盛を3杯食べる人は珍しです。
すごいですね~
それに、映画館では私のポップコーンも
ほとんど食べましたよ。
コーラも私のを半分!
・・・・ え!
( しまった~ 私、食べ過ぎちゃったかも? ホントだ胃袋パンパン!)
————— ラーメン屋さんを出ました。
岡本先生、ご馳走様でした。
本当に美味しいお食事をありがとうございました。
あまり美味しいので、私、ついつい食べ過ぎちゃいました。
お恥ずかしいです。
いえいえ、
佐江先生が、美味しく食べて下さって嬉しいです。
それに、ご一緒に映画を見れて本当に楽しかったです。
じゃあ、お家の近くまでタクシーでお送りいたします。
はい!
タクシーがマンションの近くに止まり
岡本先生と私は一旦、車を降りました。
2人は、少し歩いて私のマンションの前に来ました。
佐江先生、じゃあ、
私は、ここで帰ります。
今日は本当に楽しい1日でした。
ありがとうございました。
岡本先生、
私の方こそ、あ、りが・と・・ あれ?
その時です、
キューーーーーーーッと、何かが突き上げて来ました。
痛--------------------い!
お腹に、激痛が走りました。
私は、その場にお腹を抱え込み、うずくまってしまいました。
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う!
クッ! クッ! 痛い! お腹が痛~~~~~い!
岡本先生が、慌てて私に近づいて来て、
私の背中を摩ります。
佐江先生、大丈夫ですか?
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う!
お腹が、
痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い!
クッ! クッ! クッ! クッ! ハア、ハア、ハア
お腹が、、、痛いよ~~~~~~~お!
佐江先生、
先生の部屋に行きましょう。。。
私を信用してください!
今はとにかく部屋に戻って楽になることが先決です。
いいですね。
は、はい!
私の背中に掴まってください。
・・・
私は、岡本先生の背中に、おんぶされて
私の部屋へと運ばれていきます。
(あ~ 明らかに食い過ぎだーーーーあ! ゲが出そう!)
岡本先生の体は、
がっちりとして、筋肉隆々としてて、たくましい体で
男の匂いがぶんぶんと漂っていました。
そんな体に私はおんぶされて、
3階の私の部屋に運ばれていきました。
え~
私の部屋に男の人が入るなんて、
ど~したらいいの?
理由はともかく、
男女が同じ1つの部屋に居るなんて。。。問題かも?
佐江先生、
男女が同じ部屋に居ても問題じゃありません。
今は緊急事態です。
(なんで、そこまで人の心を読めるんだよ!)
私が佐江先生の心が読めるのは、
先生があまりにも素直過ぎだからです。
(は~~~~? 筒抜けってわけかよ~ )
はい、筒抜けです。
(だったら早く何とかしろ~ )
はいはい、佐江先生、何とかします。
————— 私の部屋で
佐江先生、
ベットに仰向けになってください。
私を信用して、お腹の力を抜いて楽にしてください。
緊急の応急処置をしてあげます。
佐江先生、
これは、明らかに食べ過ぎです。
食べたものを出さないと絶対に治りません。
私が、佐江先生のお腹を何かで締めて圧力を掛けますから
胃袋の中の食べ物を出してください。
え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~え?
お腹を締めて胃袋の食べ物を出す~~~~~う!
岡本先生、
何を考えていらっしゃるのですか?
そんな無茶なことをしないでください。
食べ物がもったいなくて、そんなこと私には出来ません。
絶対吐き出したくありません。
折角、食べたんですよ!
佐江先生、
食べ物を胃袋から出さない限り楽になりません。
痛いままでいいのですか?
私に任せてください。
応急処置をしてさしあげます。
・・・
岡本先生は、あっという間に準備をしました。
いいですか、
お腹を締めますよ。
何故か幅広ロープと、バットがありました。
これを使ってウエストを締めますから、
横の洗面器に出してください。
(なんでそこまで準備がいいんだよ~? 理解できな~い)
じゃあ、締めますからね!
ロープをお腹に回して、バットを差し込んで、締めます。
こんなに能率のいい締め方は、そうありませんからね。
(てめ~ 人の体を何だと思ってるんだよ!)
全て佐江先生のためです。
少し我慢してください。
・・・・
ぎゅーーーーーーーーーーーーーーーーう!
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーア!
なんなのよ~~~~~~~~~~~~お?
胴体が、ちぎれちゃう~~~~~う!
お腹がちぎれる~~~~~~~~~~~~~~~~う!
佐江先生、
早く食べ物を出してください。
そ~すれば、楽になりますよ。
ぎゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!
うえ~ 出る~~~~~~~~~~~~~~~う!
そ~です。
出してください。洗面器は顔の横にありますから。
遠慮なく出してください。
・・・
食べ物じゃな~~~~~~~~~~~~い!
腸が、腸が、飛び出しちゃう~~~~~~~~う!
下腹が破裂して、中身が飛び出しちゃう~~~~う?
・・・ ?
あれ?
お腹が破裂する?
佐江先生、
私としたことが気が付きませんでした。
じゃあ、少しやり方を変えてみます。
バットでお腹を刺激してみますね。
お腹の力を抜いたままにしておいてください。
ドボッ! ズボッ! ぐちゃ! ドン!
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!
なんなの~~~~~~~~~~~~お?
ドボッ! ズボッ! ぐちゃ! ドン!
うえっ! う~~~~~~~~~~~~~う!
岡本先生、
何を考えていらっしゃうんですか?
バットでお腹を叩いてるだけじゃないですか?
これが応急処置なんですか~~~~~あ?
信じられない!
ドボッ! ズボッ! ぐちゃ! ドン!
キャーーーーーーーーーーーーーア!
クーーーーーーーーーーーーーーーーーーウ!
佐江先生、
これで、先生の胃袋や腸が刺激されますので
食べ物が吐き出しやすくなります。
早く、出してください。
ドボッ! ズボッ! ぐちゃ! ドン!
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーア!
止めて~~~~~~~~~~~~~~~~~~~え!
腸が潰れちゃう~~~~~~~~~う~
佐江先生、
胃袋がパンパンに張って膨らんでいます。
胃袋を思いっきり叩きますから、食べ物を出してください。
ドボっ!
うギュ!
おえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~え!
ゲが出ちゃう!
食べた物が出る~~~~~~~~~~~~う!
そうです、佐江先生、出してください。
楽になります。
(楽にするなら、てめ~のやってること止めんか~)
岡本先生、
食べ物は粗末にしたらダメだって、
子供の時から、いつも母に言われてるんです。
だから絶対に出しません。
佐江先生、
いつまでも、そんなに強情を張っていると、
お腹は治りませんよ。
早く楽になりましょう。
(てめ~ こんな応急処置で、マジで楽になると思ってんのか?)
佐江先生、
もう一度、お腹を締めますよ。
お腹を叩いた後です。
比較的簡単に食べ物は吐き出しやすいと思います。
念のために今度は思いっきり力を込めてお腹を
締めてあげますから、吐き出してください。
じゃあ締めますよ。
ぎゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!
きゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~あぁ、、、
あ~ 出る~~~~~~~~~~~~~~~う!
ぐちゅぐちゅぐちゅ~~~~~~~~~~う~
腸が、、、腸が、、、、、ちぎれちゃう~
飛び出しちゃう~~~~~~~~~~~~~う!
お腹がパンクして、
内蔵が飛び出しちゃう~~~~~~~~~~~~う!
あああああああああああああああああああああああ、、、、
胴体がちぎれる~~~~~~~~う!
あ~ もうダメーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
佐江先生、
先生の事が、好きだから、やっているんです。
早く楽にしてあげたいからやっているんですよ。
ぎゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!
もう、それ以上、締めちゃうと本当に腸が出ちゃう~~~う!
腸が、ねじれて、引きちぎられちゃう~~~~~~う~
岡本先生、もう、ダメーーーーーーーーーえ!
スト―――――――――――――――――っプ!
腸なんて汚いだけ~~~~~~~~え!
もう1mm締めると、確実に飛び出しちゃう~~~~~~~う!
止めてーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
お腹が、破裂しちゃ~~~~~~~~~~~う!
死ぬーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!
(人殺しーーーーーーーーーーーーーーーーい、ド変態、悪魔~)
(こんなの応急処置じゃな~~あい。 てめ~の趣味だろうが~)
なんで、いつもこ~なっちゃうの~?
・・・ 私はふと思いました。
あれ?
今、こいつ、なんと言ったの?
確か、確か、
私の事を、「好き」とか言ったような。
岡本先生が、私の事を好きって言った。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
嘘ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーお!