快感なんて言う訳ないじゃん!
バカ! あほう! ろくでなし!
ムシ子が快感って、
言ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!
ドン!
いてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
早く寝ろ! バカ!
ムシ子と俺は、
狭い部屋で一緒に一夜を過ごすことになりました。
部屋は狭い物置っぽい、この場所しかないようで、
村長としては精一杯の事を私たちにしてくれているのです。
その部屋の窓から月明りが差し込んで、目が慣れて、
ハッキリと中の様子が見えます。
棚に置いてある農作業の道具らしきものは、きちんと
整理整頓されて置いてあります。
床には汚れやほこりも無く清潔な部屋でした。
この家の生活様子が見て取れます。
床の板の模様や薄い布団の継ぎ当ての縫い目
までもが月明りでハッキリと見えます。
部屋の真ん中にはムシ子が境界線だと言って置いた
2人のカバンが並んで立っています。
そのカバンを挟んで2人は互いの両壁際に布団を敷き、
窓側の壁にムシ子が横になっています。
ムシ子は浴衣姿で俺に背を向けているようです。
もう、ムシ子は眠ってしまったのだろうか?
それとも起きていて今何かを考えているのだろうか?
今日1日色んなことがありました。
テニスの授業でのこと、学校から帰宅途中の自転車事故のこと、
この世界へ来てのことだって本当に色々ありました。
信じられないことの連発で、
精神的にも疲れているに違いありません。
きっと疲れ切って熟睡しているのかもしれません。。。。
俺は、そんなムシ子のことを考えていました。
ムシ子!
お前って本当に不思議な女の子だな、、、!
俺は昨日お前と出会ったばっかしなのに、
何故か俺は、
ず~っと以前から、お前を知っているような気がする。
俺に取って今大切なことは、
お前が、あまりにも愛おしく過ぎて、大切で
いつの間にか、気が付くと、もうど~にもならない
無くてはならない存在になっていることだ。
それにしても、
何故、俺たちがこの戦国時代に一緒に居るのだろう。
・・・
それは、今の俺の頭では幾ら考えても分かりっこない。
ただ、
これは、夢なんかではない現実だってことだ。
何故お前なのか? なんで俺なのか?
俺たち2人は、単に偶然に出会っただけなのか?
何か分からない不思議な縁で結ばれているのだろうか?
分からないことだらけで、パニクりそうだけど、
1つ確実なことは、
ハッキリ言って、
俺はお前を好きになってしまったってことだ。
こんな気持ちは生まれて初めてだし、
もう、この気持ちはど~にもならないよ。
お前が、俺のことをど~思っていようが問題じゃあない。
・・・
とにかく、俺はお前が好きなんだ!
しかも、その気持ちは段々に大きくなっていくばかりだ。
それが、今の俺の正直な気持ちだよ。
お前のような女の子が、この世に居るなんて、
俺的には本当に信じられないけど、
今は、出会えて嬉しいと思っているよ!
将来、
お前のような女の子には2度と会えない気がするし、
俺に取ってすご~く大切な人だと思っているんだ!
だから俺は、俺の全てを投げ打ってでもお前の事を
守ってやりたい。
そして、これから先も、
ず~っと一緒で居たいと思っているんだ。
俺は完全にお前の魅力にやられちまったようだ。
そのめちゃめちゃなキャラには圧倒されまくりだし、
それでいて可愛くて、、、純粋で、
それに、それに、 キレイだ!
面と向かって、お前には言えないけど本当だ!
それともう1つ、、、、、お前の 腹!
ムシ子! お前の腹! なんなんだ!
お前の腹を初めて見た時に、
俺はすっごい衝撃を受けて、自分が変わっていくのを
押さえ切れなかった気がする。
一体、どうなってるんだ?
俺は男だからHでスケベだけど、
何かが違ってるんだ。
それが何か分かんないけど、お前に対して
不思議な感覚を抱いてしまうんだ。
お前の実験で、俺の拳で腹に触れた時、
俺は、やられてしまったと思った。
あの時、とどめを刺されたんだと確信した。
お前の、あの美しい柔らかで憂いのあるその腹部。
一体なんなんだよ?
得体のしれない強烈な何かが俺の中枢深くに
侵入して俺を制圧してしまった。
何をどう解釈したらいいんだろう?
今までのお前が違って見えるというか、、、
お前が変わったのか、俺が変わってしまったのか、、、
とにかく、何かがおかしいんだ!
表現できないその美しさと、怪しいまでの魅力!
一体、ど~なってるんだ、、、?
あの時の感触は一体何だったんだ。
その内臓の感触が一瞬にして俺の脳神経を
麻痺させてしまったっていうのだろうか?
お前の腹の中の物に触れた瞬間に、
何か得体のしれない物が俺に襲い掛かって来て、
一瞬にして俺の脳細胞は全て破壊され、
そして、今までとは違った形に再生されてしまった。
気付いた時には、全ての脳細胞1つ1つに
もう2度と抜けない鋭い針が差し込まれていた。
その時、俺は思った!
もう2度と元へは戻れないと、、、、、
お前に完璧にやられてしまったんだってな。
だから、今は、
お前の腹部を想像するだけで超興奮してしまう。
あの時の俺の拳に伝わった、あの感触を思い出すだけで
それだけで、行ってしまいそうになる。
そんな事がありうるのだろうか。
これって、一体何なんだ?
ムシ子!お前は一体何者なんだ。
薄暗い部屋を月明りが照らしています。
そんな1つの部屋の同じ空間の中でムシ子と俺は
2人だけの夜を一緒に過ごしているのです。
カバンを境界線にして、ムシ子と俺の距離は
多分1.5m程の距離です。
そこにムシ子は横になって眠っているです。
外で一緒に蛍を見た時のムシ子の浴衣姿が思い出されます。
月夜に照らされて輝くムシ子の美しい姿が
目に焼き付いて離れません。
笑った時の可愛い顔も最高だ!
性格はめちゃめちゃな処もかなりあるけど、
それが俺的には、たまらなく魅力的だ。
あ~ ムシ子!
そのお前が、今そこに居るんだな!
同じ部屋の俺のすぐ側に背を向けて横になっている。
同じ空気を吸っている。
あ~ 伝わってくる、
微かに漂うムシ子の体の匂が俺を包み込む、、、
興奮するなと言うのが無理だ、、、
あの魅力的な肉体から発せられる匂い、、、、、
その匂いは、ほんの微かでも俺にとっては、
あまりにも強烈過ぎるよ、ムシ子!
あああああああああああああああ~ 興奮する~
俺は、男だ!
ムシ子の体を想像して興奮が抑えられない。
もし、一生に1度の願いが叶うなら、
ムシ子の体を抱きしめたい。
めちゃめちゃに抱いて抱いて、身体を舐めて吸い尽くしたい。
そして、
優しく柔らかい腹部に手をめり込ませてみたい。
あの腹部内の内臓をこの手に感じてみたい。
あの腹の中の腸をめちゃくちゃになるまで責め尽くしたい。
腸をぐちゅぐちゅにして、あの、ぬるぬるを
手に掴んで、ぐちゃっ!と つぶしてみたい。
ムシ子の熱い吐息を全て飲み込んでしまいたい
甘~いその体の匂いの中に顔を埋め、
思いっ切り強く、深く、熱く合体して1つになりたい。
想像しただけで、、、、悶えてしまう
あ~ もうダメだ! 行きそうだ!
あ~ 俺って高校生なんだよな!
めちゃめちゃHでスケベで、
これじゃ、まるで変態じゃん!
俺がこんなこと考えてるなんて、
ムシ子は想像もしてないだろうな。
もしバレたら、
俺は間違いなく確実にムシ子にぶっ殺される!
でも、こんな状況で考えるなっていうのが無理だ!
ムシ子はめちゃめちゃ真面目で純粋で生だから、
俺がこんなスケベな事を想像してるなんて、
絶対に分かるはずもないか。。。だよな!
あ~ ムシ子の体や腹の中身にめちゃめちゃHなことを
することばっかし俺は考えている。。。。
でも、考えるだけなら分りっこないか。。。
俺、きっと今日は絶対に眠れないな!
長い夜になりそうだ!
でも、ムシ子の腹に枝が刺さった時、ムシ子が
死ぬって勘違いをしてた時、
確かムシ子は言ってたな。。。。。あの時確か、、、、?
・・・ え~っと、、、、
・・・ そうだ思い出した!
・・・ ムシ子は言った。
か、缶コーヒー!
私も、あなたが好き!
こんな気持ちは初めてよ!
胸が!
熱くなるほど好きだよ!
あなたのこと超特急で好きになったんだよ!
そそっかしくてバカみたいだけど、それでも、
あなたと一緒で楽しかった!
短い間だったけど幸せだったわ!
缶コーヒー!
私が、
ず~っと求めていたものが、今やっと分かった気がする。
それは、あなただっだのかもしれないわ!
・・・ とか言ってたな。
・・・ あれって何?
・・・ 今一 わかんないや?
ず~っと求めていたもの? 意味が分かんね~?
それは、あなただっだ? 俺のこと~?
あの時は、もうじき死ぬって勘違いして、
お義理的に言った言葉だと思っていた。
でも、
ムシ子は俺に最後に何を言いたかったんだろう?
何を感じていたのだろう?
言葉からすると、俺のことは嫌いではなさそうだし、
でも、そそっかしくてバカみたいだとも言ってるし、
ムシ子に取って俺って一体何だろう?
今更、そんな事は聞けないしな、、、、、
もし、聞いたとしたら確実に俺は2回ぶっ殺される。
でも、朝までこの状態が続くなんて残酷過ぎるじゃん。
あ~
ムシ子の甘ったるい生の体臭が俺に襲い掛かってくる。
俺はHでドスケベで変態なんだから、
眠れるわけね~じゃん!
私は今、戦国時代の真っただ中に居る。
缶コーヒーと一緒に自転車であの坂で岩にぶつかって
それがきっかけでタイムスリップして、今ここに居るんだわ。
信じられない事が、本当に私の身に起きてしまった。
最初は頭を整理するために想像をめぐらして
缶コーヒーに話をしながら、
私なりの想像で今のこの状況を考えていた。
分からない事がいっぱいだけど、
でも、これはもう逃げることの現実なんだわ。
私は、本当に戦国時代に来てしまった。
私だけでは無い、
私と缶コーヒー2人が同時に一緒に時を超えてしまったんだ。
缶コーヒーの奴は楽天的でノー天気だから、
それで私は自分の言いたいことを、あいつにぶっつけて、
そのことで私自身が救われている面が多い。
それは私自身よく分かっている。
もし、缶コーヒーが居なかったら私はこの現状から
自分を見失っていたに違いないわ。
その意味では、あいつは今の私に取って無くてはならない
存在となっている。
でも、正直それだけではない。
私は何故か缶コーヒーの奴に心を引かれてしまっているわ。
あり得ないと思っても、何故かあいつが気になって仕方ない。
よく考えてみると、
私は、あいつと知り合って以来、
結局は、いつだってあいつに守られている。
テニスコートでも自転車の転倒でもそうだった。
いつも私の側に居て、私を見守って支えてくれている気がする。
かなり抜けてる面もあるけれど、温かい何かで私を
優しく包み込んでくれてる気がするわ。
急に私に近づいて来て、いくら私が無視しても
私の無視を無視して私と一緒に居てくれて、
私を支えて守ってくれてる。
あいつは一体、何なの?
あいつは一体、誰なの?
今の私には、心にいつだって缶コーヒーが居る。
もう、あいつの居ない世界なんて考えられないわ。
正直に言って、私は缶コーヒーが好きになっている。
ただ好意を持っているとかじゃあなくって、
私は、あいつの魅力に引き付けられて
もうど~にもならなくなっているんだわ。
私は、以前から何か分からないものを追い求めて来た。
それが何なのか自分の心の何処かで、もやもやしてて
はっきりとは分からなかった。
でも今の私には、そのもやもやが全くない。
何故なんだろう?
缶コーヒーに出会って以来、私の心はスッキリとしている。
こんな状況になってでも、何故か今の心は晴れているわ。
これって、ど~いうこと、、、?
私が探し求めていたものが、物なのか、事なのか、人なのか
今までず~っと分からなかった。
分からないまま、
その空白を埋めるために、それを満たすために、
私は猛勉強をしてきたんだ。。。。
勉強でその心の空白を隙間を埋めようとしてきたんだった。。。
・・・
私の探し続けて来たもの、、、、
求め続けて来たもの、、、、
今までず~っと分からなかったこと。。。
それって人だったのかもしれない。
私は誰かを探し求め続けて来たのかもしれない。
誰かに出会うために、必死でさ迷っていたのかもしれない。
ず~っと探し続け、ず~っと求め続けて来た人。
・・・
それは、誰?
・・・ ?
まさか!
・・・ ?
・・・ 缶コーヒー?
・・・ ?
・・・ 缶コーヒーが?
あいつが?
缶コーヒー、あいつが私の求めて、
探し続けてきた人だったってこと?
てことは今、やっと出会えたってことなの?
やっとそれに気が付いたってこと?
だったら、だったら、
昨日転校生で、たまたま私と出会ったんじゃあない。
単なる偶然なんかじゃあないんだ。。。。
ず~っと、ず~っと私は
あいつの存在を待ち続けていたんだわ。
そのことを、時を超えてまで私に
気付かせてくれたってことなの?
あ~ なんってことなんでしょう!
あいつが私の運命の人?
私の探し求めていた人は、缶コーヒーあなただったの?
そうなの?
まだ信じれない。
でも私の今の気持ちは、正直言って缶コーヒーを好きになっている。
ただ好きとかの感じじゃあないわ。
私の心は、こんなにもときめいている。
缶コーヒーの存在で私の心はこんなにも温かいわ。
心の空白やもやもやなんてどこにもない!
・・・
私は、
やっと出会えた!
私がず~っと探し求めて来た人にやっと出会えたんだ!
こんなに心がいっぱいに満たされている。
心の温もりが段々に大きく膨らんでいくわ。
あ~ やっとのことで、会えたんだわ。。。
会えてよかった、、、、
私はあなたに会えて本当に嬉しい。幸せだわ。。。
そのあなたが今、この狭い部屋の中で私の直ぐ側に
居るなんて信じられない。
あの時、私のお腹に枝が刺さった時、
確か、
缶コーヒーは私のことを好きだと言ってくれた。
・・・ あの時、、、確か、、
ムシ子!
俺! お前のこと、好きだ。
口が超悪いし行動がめちゃめちゃだけどさ、
でも、大好きだ!
そんなお前を好きになった、、
こんな気持ちは生まれて初めてだ。
今ハッキリと分かったんだよ。
俺にとって、お前は何よりも大切な人なんだって。
離したくない!
俺にとって、お前は何よりも大切な人なんだ!
そう言ってくれた!
・・・
あ~ そうだったんだ!
缶コーヒーも私と同じように、何かを探し求めていたんだ。
誰かを探し続けていた。。。
きっとそうだわ、
そして私をやっと見つけた。
やっと見つけてくれた。
私たち2人は互いに出会う運命にあったんだわ。
あ~
缶コーヒー! もう疲れて眠ってしまっちゃったの?
私はあなたのことが大好きだよ!
あなたは私にとって一番に大切な人なんだよ!
今までず~っと待ち続けていたんだよ。。。
それに、
さっき私のお腹にあなたの拳を押し込んだでしょう!
実験だなんて言って、私は平気な顔をしてたけど、
あれは、、、嘘!
本当はね、私、
目まいがするほどの快感で、気絶してしまいそうだった。
あなたの拳が私の内臓の奥深くまでめり込んで
あなたは私の腸を感じて、それをねじりつぶしたわ。
今思い出しただけでも、気が変になっちゃいそう。
やめーーーーーーーーーえ!って言ったのは
それ以上続けちゃうと、私は快感のあまり
狂っていたかもしれないもん。
そうなの、私は自分の内臓にとても敏感な内臓フェチなの。
それをあなたに気が付かれまいと、強がって見せただけなの。
でもね、あなたは、そんな私に
薄々気が付いちゃったかもしれないよね?
本当はね、
私はあなたにお腹を責めてもらいたい。
私の内臓をいっぱいいっぱいあなたの手で責められたい。
私のお腹の中には腸がいっぱい詰まっているの。
何故かそこには、私の性感帯みたいなのが無限に広がってて、
それが私を快感の世界へ誘い込んでしまうの。
実験を手伝ってもらった時に、すっごい快感だったから、
慌ててしまって、
ついつい快感て言葉を口にしてしまっただけなの。
でも、本当は、
それをめちゃめちゃになるほど責めてもらいたい。。。
あなたのその手でお腹の中身を掴んでつぶして欲しい
両手を重ねて中身を押しつぶすして欲しい。
私の体内の消化音も直に耳を付けて聞いて欲しい
腸を大きく動かしてその存在を確認してほしい
浴衣の帯でウエストを極限まで絞めて欲しい
お腹を責めながら私の体を残らず舐め尽くして欲しい
あなたならいい!
あなたでないとイヤです。
あなたになら、どんなにされても、どんなに
お腹をめちゃめちゃに責められてもいい。
責められたい。
責められて私の体を全て溶かして欲しい。
あなたに私の全てを感じて欲しい。
あ~ もう、想像しただけで悶えそう。
体が熱く燃えてくるわ。
私はなんてHな女なんでしょう。
私って高校生2年生だけど、
実はこんなことをいっぱい考えているんだよ!
あなたは、そんな私を想像もしていないよね!
私は男女関係は全く知らない、うぶ過ぎる処女。
でも、お腹に感じちゃう強烈な内臓フェチの女の子です。
それが本当の私なの!
こんなことを思っている私なんて、あなたには、
想像も出来ないことだと思うわ。
絶体に信じれないかもしれないよね。
知ったら引くかもしれないし、きっと嫌いになっちゃうわ!
めちゃ軽蔑されるかもしれない。
でも、でも、これが私なの!
だから今直ぐに、
あなたが、境界線のカバンを飛び越えて来て
私のこの願いをかなえてくれたらどんなに私は
幸せなんでしょう。
もし、一生で1度の願いが叶うなら、あなたに
抱かれてお腹を思いっ切り責められたい。
あなたと一体になりたい。
私はそれを想像しただけで、我慢が出来ない程に
興奮して、今宵はきっと眠れそうにないです。
長い夜となりそうです。
缶コーヒー!
あなたは、きっと疲れて眠っているんでしょうね。
あなたが、この同じ部屋に居ると思うだけで、
あなたが想像が出来ない位のHなことを考えてしまうわ。
あ~ 体が、、、燃えるように熱くなって来る。。。。
ど~したらいいの、、、、?
もうこれ以上耐えられない、、、このままこの部屋に居ると
私は間違いなく狂ってしまうわ。。。。
あ~っ 蛍が私を呼んでいるわ、、、
======================
俺はムシ子に背を向けて壁に向かってムシ子のことを、
ず~っと考えていました。
ムシ子には絶体に言えないHな事ばっかしを頭の中で
想像しています。
それも、かなりヤバいとんでもないことばっかし!
こんなことも、あんなことも、やってみた~あい!
でも、それって殆どが普通じゃないめちゃめちゃのこと
ばっかしで、お前が想像もしてないことなんだ!
・・・他の事を考えて気を逸らそうとします。
・・・
あ~ ダメだ!
ど~してもムシ子の体が頭に浮かんで来て、
超スケベでヤラシイ事ばっかしが次々と頭に浮かんで来ます。
ムシ子の魅力的な体だけではありません。
なぜか、
あの柔らかい腹の中身なんかを想像し、あのぬるりとした感触の
腸を想像してしまうのです。
そして驚くことに、その腸を俺の手でぐちゃぐちゃに
掴んでいる様子など、信じられないことを想像して、
興奮しているのです。
あ~ 俺って最低じゃん。。。。
Hを通り過ぎて、もう変態じゃん!
こんな俺をムシ子が知ったら、もう2度と口を利いくれない。
間違いなく張り倒されるに決まっている!
100%軽蔑されてしまうだろうな。。。
考えないようにすればする程、
めちゃめちゃHな光景が頭の中に浮かんで来て、
どうすることも出来ません。
あ~ 我慢できない、、、いきそう!
そんな俺を、
ムシ子の甘たる~い体の匂いが容赦なく包み込んで来るのです。
あ~ この微かに漂うムシ子の体臭、、、
もうダメだ!
一体、どうしたらいいんだ。。。
ムシ子の匂いが俺の全ての脳細胞を刺激し襲いかかって来る。
ムシ子が同じ部屋に横になっているだけで、
こんなに興奮するなんて俺はやっぱし希に見る変態なのだろうか。
あ~ ダメだ!
この部屋にいる限り俺は間違いなく気が狂ってしまう。
もう一度、蛍を見に行こう!
==============================
2人は心の中で同時に思いました。
ムシ子! このまま
この部屋に居ると俺! 我慢できなくて 行ってしまう!(俺)
缶コーヒー! このまま
この部屋に居ると私! 我慢できなくて 狂ってしまう!(私)
だから俺! だから私! 外に! 表に! 飛び出すぞ! 出て行っちゃう!
布団を バサッ! ドサッ! 同時にはねのけて!
2人は同時に上半身を起こしました。
どうしたムシ子! なんなの缶コーヒー!
一瞬2人は顔を見合わせてましたが、
音の出ない様に扉の処まで行くと、
木の扉をす~っと左右に互いに引いて開けました。
居間の端には村長家族が眠っています。
2人は物音を出さない様にゆっくりと床を歩いて行きます。
靴を履いて、家の扉を缶コーヒーが慎重に開け、外に出てから
ムシ子がゆっくりと閉めます。
外に出ました。
月の明かりで物が浮き上がっているように見えます。
その中を2人は同時に走りだしました。。。。。
ムシ子が走りながら言います。
缶コーヒー! あなた、なんで私について来ちゃうの!
缶コーヒーも走りながら言います。
ムシ子! お前の方こそ、なんで俺と一緒に走ってるんだ!
俺は、私は、 我慢が出来なくでさ、耐えれそうになくって、、、、
あなた、何が我慢できないの?
お前こそ、何が耐えられないんだよ?
・・・ それはね、 それわだな、、、
・・・ (言えるわけないわよ、私の秘密なんて)
・・・ (言えるわけないだろ、俺のHでスケベを)
・・・ 互いに、どう説明していいかわかりません。
なんでって、、、それは、、、そんなこと、、、
(なんて言ったらいいの? ど~いやあいんだよ?)
・・・ え~ その~
・・・ トイレ! (同時に)
・・・ ?
・・・ そうよ! そうさ!
・・・ 俺、私、トイレに決まってるじゃん! (同時に)
で、俺たち一体どこまで走って行くんだ?
ふう、、、どこまで行くんだろうね? わかんない?
ムシ子!足元悪いから手を貸せ! うん!
月明かりの中、2人は蛍の川へ向けて手を繋いで
走って行きました。
息が切れて、は~は~と呼吸が乱れます。
川の土手まで走って来ました。
もうそれ以上は進めません。
はあ!ハア! ハア! はあ! 息が切れる、、、、、
走ったせいで心臓がドキドキと高鳴っています。
何故に、こんなにも必死で走ったのか2人には分かりません。
ただ、走れば何処かに2人の大切な世界を見つけられる。。。
そう思って懸命に走ったのです。
こんなに深夜になっても、蛍は飛んでいました。
たった一週間の命を、蛍は精一杯にその光を放ち、
恋の相手を求め続けています。
壮大な蛍の幻想的な世界の中で、
走った息がハアハアと激しく荒立っています。
と、その時、缶コーヒーが急に、
ムシ子! ゴメン!
そ~言って、私の体を強く引き寄せ、私の口にキスしました。
缶コーヒーの両腕が私の体をぎゅ~っと抱きしめます。
私は缶コーヒーの腕の中で身動きが出来ません。
息が出来ない状態で缶コーヒーの口が私の唇に重なっています。
缶コーヒーの腕の力で、胸の中の熱い息が押し出されます。
それを缶コーヒーが私の唾液と一緒に全て吸い込みます。
同様に缶コーヒーの息も全て私の体内に吸い込みました。
何度も、何度も、何度も、、、、、、、
・・・
あ~ 缶コーヒー!
私が今までず~っと探し続けて来た人、、、、、
やっと、やっと、、、、、出会えたんだネ!
私は幸せよ!
本当に嬉しい、、、ず~っと一緒に居たい!
私の目から、溢れんばかりの涙が滲みほうを流れていきました。
あなたは、私にとって何よりも大切な人だわ
やっと、あなたを見つけることが出来た。
やっと、私を見つけてくれた。
やっと、私は気づくことが出来た。
本当にありがとう、缶コーヒー!
ムシ子!
俺ってお前を探し続けていたような気がする。
でも、それがいつからなのかよく分からない。
それが、以前からなのか、
俺が未だ知らない俺の未来でのことなのか。。。
でも確実なことは、今現在、俺はお前のことが
たまらなく愛おしくて愛おしくてたまらない。
俺の心には知らない処でお前のことが、
何よりも大切な人だって刻まれてた気がするんだ。
そして今、やっとそのことに気が付いたんだ。
愛おしいお前を、俺はやっと見つけることが出来んだ。
やっと出会えたんだ!
本当に嬉しいよ。
蛍の舞う月夜に2人はいつまでも固く抱き合いました。
あっ! ムシ子! お前の頭に蛍が光っている、、、、
あ~ 缶コーヒー! あなたの肩にもとまっているわ、、、、
ムシ子! 俺! お前のことが好きだ!
缶コーヒー! 私もあなたが大好きよだ!
缶コーヒーはムシ子の後ろから両腕で優しく包み込み込み
2人は一緒に月を見上げました。
満月かな~ すっごいキレイだ。。。うん
戦国時代の月が、こんなにも綺麗だったなんて知らなかったよ。
そ~だね、私たちの世界の月だって同じようにキレイなんだよね。
それを私たちが意識しているかどうかんだわよね。
俺は言いました。
人を好きになったら月だって綺麗に見えるのかもな?
すると、
ムシ子が後ろから回した俺の腕にそっと手を添えて
腹部へと移動させました。
え? (俺)
俺の手は今、ムシ子の腹に触れている。。。。。 嘘?
これ、ムシ子の腹。。。
俺の手がムシ子の腹に触れている。。。。。
俺は、ハッキリ言ってムシ子のこの腹の事ばっかし頭に
想像して、めちゃめちゃHなことばっかし想像していたのです。
ほんのさっきまでそうでした。
それで我慢できなくてここに居るのです。
それが今、あの柔らかくて魅力的な腹に触れているなんて。。。
さっきより事態は超深刻じゃん! ど~しよう。。
あ~ 感じる、、、、、ムシ子! お前のこの腹の中に
俺がさっきまで想像していた、あの内臓が詰まっているのか。
あ~ 強烈過ぎる!
ムシ子の襟足から浴衣の中の生温かい匂いが漂ってきます。
これは、ムシ子の美しい肉体の匂いだ。
あ~ この匂い、、、、
部屋の中でこの微かな匂いに興奮して、悩まされ続けていたのです。
それが今、生っぽい温もりを伴った女体の匂いが襟足から直接
に漂ってくるのです。信じられない!
こんな状況を作ってくれた神様、感謝します。
でも一体ど~したらいいんだろう。。。
もう我慢の限界がすぐそこまで迫っている。
一体、ど~しよう。
こんな時、俺1人行ってしまうなんて、シャレにもならないじゃんか!
あ~ 何とか我慢しないと!!!!!
その時、ムシ子の腹部に添えた俺の両手にムシ子の手が重なり
俺の両指を腹に向けて立てました。
え? ムシ子! なにを
俺の両指先はムシ子の腹に直角に向けられています。
え、え、え、、、、、ムシ子、 お前まさか、、、
・・・
ムシ子の両手が俺の両指を、ぎゅ~っ!と押しました。
俺の両手の指先がムシ子の限りなく柔らかい腹の中に
埋もれていきます。ぬるるっ~
指先はほぼ根っこまで腹に食い込んで、
確実に中の物を捕らえました。
ぬるぬるっとした感触が腹部の中から指先に伝わって来ます。
あ~ ムシ子の内臓、、、、、生の腸の感触です。
弾力があって、くねくねとした大量の流動物が
微かにぐちゅぐちゅっと音を立てて伝わってきます。
あ~ もう、、、、
我慢できない、、、
俺は、その腹の中の物を指先で強く引き寄せました。
すると、指先はムシ子の腹の突き当りまで届いて激しく
鼓動が伝わってきます。
鼓動で指先が跳ね返されます。ムシ子の命が伝わってきます。
ムシ子はやや体を前に落として、
ゆっくりと体を上下に動かします。
あ~ 、、、腸がうねるように動いている。。。。。
これがムシ子の腸の感触なんだ。
こんなにも刺激的で神秘的な物が、この世にあるのだろうか、、
あ、、、、、、、、ムシ子を感じる。。。。。ムシ子の内臓を感じる。
ムシ子の腸を感じる。。。。
これが、あの美しい肉体の中身なのか、、、、、
腹部に深くめり込んだ指に力を入れてムシ子の内臓
全体を回すようにかき混ぜていきます。
ぐちゃぐちゃぐちゃ~っと内臓の塊が移動して、
大量の腸が指先を通り抜けていきます。
ハッキリと内臓の水っぽい泡立つような音が聞こえます。
あ~ なんて温かいんだろう。。。
ムシ子の腹の奥が熱く燃えているようです。
ムシ子はゆっくりと態勢を起こし、状態をのけ反るようにして
状態をねじって、俺の片肩に寄せて来ます。
月明りにムシ子の目を閉じた顔が浮き上がって輝いています。
ゾクッとする程の美しさです。綺麗です。
俺はそんなムシ子に後ろから口づけしました。
と同時に、腹にめり込んだ両指を、上方にぐ~ぐっと引き上げます。
ぐちゅぐちゅ~と音がして押し上げられた腸の群れが
指の先で下方に移動します。
俺は一瞬、目まいを覚えました。
ムシ子の口から熱い吐息が押し上げられる様に俺の口に
注ぎ込まれて来ます。
ムシ子の内臓混じりの甘~い吐息のように思えました。
ムシ子の胸元から生温か~い肌っぽい匂いが漂ってきます。
あ~ もう、もう、だめだ~、、、、
あと10秒も持たない、、、、いきそう、、、、いく、、、
あ~ もう限界だ、、、、、~ と!
その時、ムシ子の体が一瞬痙攣するように引きつって、
俺の体から、バサッ!と離れました!
え?
ムシ子は俺の2m程離れた処にしゃがみこんで、
うつ向いたまま、肩で大きな息をしています。
俺は、
あと10秒でヤバイ事になっていたのに間違いありません。
ですが、なんとかそれは免れました。
ムシ子は少しして立ち上がって俺に向かって
言いました。
缶コーヒー!
2回目の私の実験、ありがとう!
さあ、もう帰ろうか、、、、
・・・ う?
そ~だな、、、おう! 帰ろう!
2人は無口のままで来た時と同じように元の部屋に
音を立てずに帰りました。
朝の光が降り注いでいます。
私は家の外で大きな物音がするのに気が付きました。
馬が走るような音です。
それも多くの馬が走っていて、床がガタガタと振動し、
棚の中の物が踊るように動いています。
外からは、カチャカチャと硬い物がぶつかるような
異様な音が聞こえて来ます。
村人たちの走る足音や声が聞こえて来ます。
騒々しく何かを話しています。
あ! 村長の声でしょうか、何かを仕切りに話しています。
とにかく、
外で異常な何かが起きていることは間違いありません。
それが何なのか分かるはずもありません。
部屋を見渡すと、缶コーヒーが壁の横で私に背中を向けて
イビキをかいています。
私は缶コーヒーに寄っていき、体を揺らしましたが、
何か寝言を言っています。
お、おれは、、、がまん、、、でき、、、、?
私は缶コーヒーの頭をガ―――ン!と叩きました。
こらーーーーーーあ! 起きろ! 缶コーヒー!
痛てーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
缶コーヒーがビックリして上半身を起こしました。
は~? ムシ子! もう授業、終わったのか~、、、、?
・・・ こらーーーーーーーーーーーーーあ!
なに寝ぼけてんのよ、しっかりしなよ!
ここは戦国時代だ! 早く思い出して!
私たちタイムスリップして、このとんでもない時代に来てるの!
・・・ ムシ子~
・・・ ? は~
・・・ あっ! ここは戦国時代か、、、、そうだったな、、、、
・・・ で、なんだ? 急に! 飯が出来たのか~
そうじゃないよ、何だか外が大変な様子なの、、、、
きっと緊急事態よ! だから早く起きて!
緊急事態~? 又、子供が木に登ったのか?
とにかく起きろーーーーーーお!
・・・
缶コーヒーも、外の物騒ぎで異常事態を理解したようです。
ど~する? ムシ子!
ど~するって、外に出てみないと分かんないじゃない!
一緒に出てみようよ!
そ~だな! よし! じゃあ行こう!
2人は恐る恐る一緒に家の木戸を開けて外へ出てみました。
・・・
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
・・・
武具を付けた30人程、もっと居るかも、の侍が馬に乗って
村人を見下ろしています。
村人は全員が地面にひざまずき頭を深く下げています。
村長を筆頭に30~40人の村人が地面にひれ伏しているのです。
やべーーーーーーーーーえ!
ムシ子! 一体何が起こってるんだ?
わかんない、とにかく様子をみようよ!
馬に乗った侍が大きな声で叫んでいます。
我は柴田家の家臣、亀井信孝じゃあ!
戦火甚だしく、よってこの村の食料を引き渡し願いたい。
皆も苦しい旨はよ~く承知の上である。が、
御領主様のためと思って、貯えのある者は直ぐに差し出すように。。。。
これは御領主様の命である。よいか!
時がない、はようするのじゃ! この荷台に全て載せい!
村長がひれ伏したままで言います。
亀井様!
恐れ入りますが、
この村には、もう食料の貯えなど少しとしてございません。
見ての通りの貧乏村でございます。
皆、生きていくのが、やっとのことでございます。
これ以上のお取り立ては、私ども村人に死ねというのも
同じでございます。
どうか、どうか、どうか、お許しくださいませ。。。。
お願い申し上げます。
下げた頭を更に深く下げています。
村長の必死の願いが伝わってきます。
村を代表しての、間違いなく命懸けの嘆願です!
おい、おい、ムシ子! 大変なことが起きてるぞ!
一体、ど~したらいいんだ?
このままじゃ村長は本当に殺されちまう!
・・・
ムシ子は何かをじ~っと考えています。
・・・ おい、何を考えてるんだ! ムシ子、、
・・・ ま、まさか、、お前! 何かをしでかすつもりじゃないよな?
・・・ ?
・・・ 嘘! おいおい、、、ど~するつもりなんだ?
・・・ 行ったら、、お前、切られるぞ!
・・・ あ~ やっぱしな、、、、勘弁しろよ、、
ムシ子は亀井信孝に向かってゆっくりと歩いていきます。
・・・ ムシ子? やめろ!
・・・ お前が出て行ってど~なるんだよ?
おい! ムシ子、お前、ど~しよっていうんだよ?
そう言いながら、俺は、ムシ子の後について行きました。
・・・
な~ この状況って、めちゃめちゃヤバいぞ!
ムシ子! お前、今何考えてるんだよ?
私にもよく分かんない!
でも、このままじ~っと見ていられないわ、、
村長が、ひょっとして危ないかもしれないんだよ。。。
このまま、ほっておけるの、缶コーヒー!
村長は今、命懸けで村を救おうとしているのよ!
家族思いで、村人思いの村長が命を懸けて懸命に頑張っているの。
見て見ぬ振りなんて私には出来ない。
そ~だけどさ、あいつらは侍で武装してるんだぞ!
本当の刀を持っているんだぞ!
弓矢だって槍だって全て本物なんだぞ!
顔を見てみろ!
すごみがあって俺たちの世界の人間の顔じゃあない!
怖すぎじゃん! あの目つきを見ろ! 普通じゃない!
本当に何されるか分かんないんだぞ!
ムシ子の足は止まりません。
遂に、村長を通り過ぎて亀井信孝の前に出ました。
浴衣姿のムシ子の長い黒髪が風で揺れます。
ムシ子は亀井信孝の顔をじ~っと見つめています。
亀井信孝の野性的な鋭い目がムシ子の顔をにらみます。
その時です、
亀井信孝が急に馬から飛び降りて大きな声で叫びました。
者ども! 控えるのじゃーーーーーーーーーーあ!
亀井信孝はムシ子の前に片膝をつき頭を深々と下げました。
すると、他の侍たちも皆ガチャガチャと大きな音を立てて
同時に馬から降りて、
亀井信孝と同様に頭を下げてしまいました。
お方様!
この身のご無礼、どうかお許し下され!
夢と幻想の森