前回関連ストーリー ⇒  女切腹の部屋 (12) 「お姫様の切腹2」十文字切腹

「時は乱世の時代」

それはその世に生きる女達にとっても厳しい時代でした。
争いに負けることは例え女と言えども
運命の大きな分かれ道になってしまいます。

一見きらびやかに見える
城での生活も一変してしてしまうのです。

ただ、女達もそれは覚悟の上でした。

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敵の軍勢はお城を包囲し既に城内に乱入しています。
城は時を待たずして敵の手に落ちるのは間違いありません。

我が殿は既に果てました。

そして、
我が姫様も立派に腹を切って果てていきました。
その様子を姫様の部屋の前で戸越に確認していた腰元達がいました、

姫様! ご立派でした。。。

姫様は敵には私達が単なる使え人であると申し出て
城から逃れるようにとおっしゃられましたが、
私は姫様の後を追って切腹します。

何故なら、
私は姫様の使え人としてあの世でも姫様にお仕え
したいと決心していたからです。

姫様! 今までお仕えした楽しい日々、誠に幸せに思います。

私も姫様を追って切腹致します。

いざ参ります。

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———————— 腰元の切腹

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