(前回ストーリー)森での出来事 転校生(9)時の重なり(高2の小5)

宗厳か~ 誰なんだ?
俺の知らない監督が居るのか~
どこの高校の監督だろ~。。。
社会人剣道部の人か? ふ~む。。。

・・・

宗厳?

・・・

・・・ 北斗一刀流は元は新陰流なのか。。。

う~む、、、、どこの監督なんだ。。。

・・・

・・・ こんな剣道を教えている人がいるとは、、、

・・・

宗厳か~あ、、、?

・・・ ?

・・・ どこかで聞いた名のような。。。。?

・・・ ?

・・・ ふ~む、、、

・・・ 待てよ、、、、、、

宗厳と言えば。。。
まさか。。。。柳生宗厳か!
そんなバカな。。。

・・・

・・・

柳生宗厳 又の名を 柳生石舟斎

・・・

柳生石舟斎!

・・・

野々村-----------!

お前は、柳生石舟斎に剣を習ったのか?

・・・

はい、そ~ですが、それが何か?

すみません先生、失礼しま~~~す。

・・・

・・・

お、お~~~~~~~~~い! の、野々村~

待ってくれ~

・・・

・・・


—————————–(前回 ↑ )———————–

美香ちゃんが、体育館の入り口に立って
手で私を呼んでいます。

私は、小走りで美香ちゃんの処へ戻りました。

お待たせ、、、美香ちゃん、

・・・

美沙ちゃん、
あなた、なにしてたん?
なに話してたん?
それに、棒で、ただ構えてただけじゃん!
エイ、ヤーって、チャンバラすんじゃなかったの?

・・・

うん、
でも、とってもいい経験させてもらっちゃった~
本堂先生って剣の達人だったわ。
すごかったよ!

ふ~ん、、、?
でも、あんなので分かっちゃうの?
そろそろ空手部の練習が始まっちゃうわ、
早く行こう!

うん!

ところで美沙ちゃん、
美沙ちゃんって、時々、江戸時代の言葉みたいなの喋るね。
ど~しちゃったの?

うん!
暇で日本史のお勉強をしててね、昔の言葉を習ってたら
たまになんだけど口に出ちゃうの。
わらわとかさ、そなたとかさ、何々じゃとかさ、
かたじけないとかさ、、、、

ふ~ん 超面白そう。
私にも教えてくれる。カッコいいじゃん。

うん! いいよ美香ちゃん!
いつか教えてあげるね。

・・・

美香ちゃんと私は、体育館を後にし、
空手の武道場に向かって、渡り廊下を歩いて行きました。

美沙ちゃん、
明日は祝日で学校お休みだから、
今日は空手着を持って帰らなきゃね。
汗してるから、洗濯しなきゃ。

うん!

・・・

と、その時です。
私の下腹の中が急に差し込んで来ました。

うっ! きゅーーーーーーーーーーう!

う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!

美香ちゃん、
み、、み、か、ちゃ、、、ん、、、、
く、う~~~~~~うっ!

わ、私、お、お腹が、お腹が、痛い!
お腹の奥から何かが突き上げて来ます、、、、く、く~
ど、ど~しちゃったんだろう~?
お腹の中で、、、、何かが、、、
私はあまりの痛さに耐えかねて、
その場に、しゃがみ込んでしまいました。

え~ 美沙ちゃん、大丈夫?
お腹のどこ? どこが痛いの~?
下腹の奥が、、、痛い!
はらわたが、、、う~~~~っ

え~ はらわた~?
はらわたって何?
美沙ちゃん、かなり顔色悪いよ。。。
急にど~しちゃったんだろうね?
生理痛?

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうっ、、
私は両手でお腹を抱え込み、
しゃがみこんだままで、息が出来ませんでした。

・・・ 美沙ちゃんが丸くなった私の背中を
手で何度も摩ってくれます。

美沙ちゃん、
医務室に行こう! 私、連れてってあげる。

うん!
でも、私、今、動けそうにないわ。。。
家に帰りたい!

美沙ちゃん、
ここで待っててね、私、やっぱし医務室の先生を呼んでくるからね。
いい! 動かないでよ。

そ~言って美香ちゃんは、慌てて渡り廊下を走って行きました。

・・・

私は、美香ちゃんに悪いと思ったのですが、
何とか立ち上がり、自転車置き場に向かって歩いて行きました。
本当に早く家に帰りたかったのです。

自転車を押して校門を出て家路につきました。
何故か、校門を出た辺りから、
お腹の痛みは嘘のように消えてしまいました。

・・・

ふ~ なんだったんだろう、、、

・・・ ふ~・・・

土手道を自転車を押して進んでいきます。
道端に平たくて少し広い草むらがあります。
私はそこに、自転車を倒し、
何故か、
その草むらに大の字になって寝っ転がりました。

は~

体の中の緊張がほぐれていくような気がしました。

・・・

私はだれなの?

・・・

全身の力が抜けていき空を見上げると、
白い薄雲が流れ、時が過ぎていくのが分かります。
道端には野菊の花が咲いています。

顔の横にある野菊の花を摘んで空にかざしました。
その時ふと、ムシ子殿の記憶が蘇ってきました。

缶コーヒーと自転車で土手の坂道を猛スピードで下り
二人は一緒に岩に激突したのです。
そして、二人は一瞬にして、
400年以上前の未知の世界へと迷い込んだのでした。
そこは、戦国の乱世の時代でした。
ですが、そこで、互いがず~っと追い求め、
探し求めてきた大切なものを、やっと見つけたのです。

・・・

少しの間でしたが、その時の、
色んな経験や思いが走馬灯のように思い出されます。

・・・ わらわの心の奥に今ムシ子殿がいる。。

ムシ子殿!
今、そなたは、缶コーヒーに会いたいのじゃな。。。
そなたの想い、このお市、よ~く分かっておるぞ!
わらわとて、そなたと缶コーヒーを会わせてやりたいのじゃ。
じゃが、今のわらわにはど~して良いのかわからぬ。
許せ! ムシ子殿!

涙が滲んで、ほうを伝い草花の露となって行きます。
この涙はムシ子殿、そなたの恋の滴なのじゃな。

・・・

さて、家路につくとしよう。。。

・・・

そう思って立ち上がると、
美香ちゃんが、直ぐ傍に立っていました。
私を心配して追って来たに違いありません。

・・・

あっ!

美香ちゃん、

そう言いかけた瞬間に、私の体は宙を回って
地面に叩きつけられました。

ドン! 痛い! 美香ちゃん、何するの?

立ち上がろうとすると、又一瞬にして投げ飛ばされます。

ドン! ドサッ! バシッ!
何度も何度も、どんなに逃げても
全く目に見えない速さで、
私の体は、いとも簡単に投げ飛ばされます。

バシッ! ドン! ドサッ! バサッ!

な、なんじゃ、こ、これは一体ど~なってる?
信じられない!
この娘は何者じゃ?
化け物じゃ。。。。

・・・

こ、これが、これが、、、合気道?
何という恐ろしい術を使う娘じゃ。
このような術を、わらわは見たことがない。
この身のこなしはなんじゃ? 早い! 早すぎる!
恐ろしい、全く恐ろしい奴!

わらわが手刀で構えようとすると、既にその手は
取られ一瞬にして飛ばされているのです。

あ~ ドーーーーーーーーーーーーーーーーン!

見えない!
どこにいる?
あまりの速さで、その姿さえ見えないのです。
気が付けば、投げ飛ばされています。

完全に、わらわの先を読んでいる。

ドサッ! ドン! く~~~~~~~う!

かなわない!

私は大声で叫びました!

美香ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!

もう止めてーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!

お願いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!

かんにんして~~~~~~え!

その言葉で投げは、やっと納まりました。

そして美香ちゃんが、
少し離れたところで私に言いました。

偽物!
だましたわね!

美沙は?

美沙はどこに居るの?

美沙を返せ!

美沙はどこ!

この嘘つき女!

許さない!

美香ちゃん、
ごめんなさい、ごめんなさい!
でも、私は美沙なのよ!
私の中に美沙が居るの!

嘘を言うなーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!

あんたが、美沙?
そんなわけない!

信じて、美香ちゃん!

信じない!

美沙なら、
私の技をかわしてみろ~
私の技なんて、簡単にかわせるじゃん!

え~?
美沙なら、この化け物の技をかわせる~?
信じられない?
だとすると、美沙は化け物以上の化け物。。。
妖怪なのか?

偽物! これでもくらえ!

空手の突きだ! エイッ!

ズボ!

うぎゅっ!

拳がお腹の中にめり込んで、骨に突き当たりました。

オエッ!

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!

(あっ! はらわたが、、、つぶれた!)

(手加減の無い怒りの拳です。)

あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!
私の中で、何かが生まれて来る。。。

(体が、肉体が、体の感覚が、、、変。)

私の体が変だ! 熱く燃えているよだわ。。。
何かが、すごい勢いで湧き上がって来るようだわ。。。
一体、ど~なっていくの?
あ~ 体が、、、私の肉体が、、、、
これって、これって何~
体を包む重い被いが取り除かれていくようだわ。
ひょっとして、
私の中に居る、もう一人の美沙が現れるの~
あ~ 押さえられない、、、

(美沙が、美沙が、、、、、よみがえる~~~~~う!)

・・・

この偽物やろ~!

私の美沙を返せーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
大切な美沙を返せーーーーーーーーーーーーーえ!

美沙は私のだからね!
あんたなんかにやらない!

今度は蹴りだーーーーーーーーあ!

 

 

エイ! シュッ!

ボムッ! うぎゅ! うっ!

う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~うっ!

く~

全身の力が一気に抜けて、
両腕が体にしがみつき、そのまま、
ズルズル~っと、
足元に体が崩れ落ちて行きます。
・・・

あ~ 美香ちゃん、、、、

ゴメン!

私の拳が美香ちゃんの鳩尾に深くめり込んでいます。

あっ! 強すぎた! ゴメン!

・・・
ぐったりとなって気を失った美香ちゃんの体を
両腕に抱えました。

しっかりして、美香ちゃん!

美沙ちゃんの、閉じた瞳から一筋の涙が光る筋となって
ほうを伝います。

私は思わず、
美香ちゃんを腕の中に抱き込んで涙を出して泣きました。

その一粒の涙が美沙ちゃんの閉じた瞳の上に
ポトリと落ちました。
二人の涙が混じり合いました。

・・・
すると美香ちゃんは、潤んだ瞳を少しだけ開けて、
私を見つめました。

私は、静かに、ゆっくりと話しました。

美香ちゃん、
い~こと、私の話をよ~く聞いてね!
私は、美香ちゃんの知ってる美沙だよ!
小5の時から今まで、美香ちゃんをず~っと
頼りにしてきたんだよ!

それは、美香ちゃんが一番よく知っていることでしょう!
私は偽物の美沙なんかじゃないよ。

美香ちゃんは、小5の時からいつも私の側に居て
大きな勇気を私に与えてくれた、本当のダチだもんね!
そして、本当のセーラムーンよ!

角竜との対決の時も、勇気と愛の会のみんなと
プロレスラーやヤバい奴らと戦った時も、
美香ちゃんが傍に居て私を助けてくれた。
私にとっては掛け替えのない、
この世で一番の大切なダチなんだよ!

今井先生とケーキ友達の美香ちゃんと美沙なんだよ!

でもね、今話すと、とっ~ても長い話になるの。
だから今は、全てを話せないの。
でも、信じて、私は偽物なんかじゃない!
私は、美香ちゃんの知ってる美沙だよ。
あなたのダチの美沙だよ。

・・・

本当?

本当に本当?

勿論、本当に本当だよ!

美香ちゃん、
下を見てみなよ!

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ、嘘!

私たち空に浮かんでいるの?
そ~ 「波動の術」の応用なの。
地上10mに浮かんでいるのよ。

これでも私を偽物だって言うの?
まだあるわよ、
下の自転車を見てて!

うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!

自転車が2台浮かんで来る。。。。。すっごい!

私は美香ちゃんの体をしっかりと引き寄せ
力いっぱい抱きしめて、その温もりを感じました。
美香ちゃん、温もりをありがとう。。。
明日は、私もツインテールにするからね。

そ~言って浮かんできた自転車に美香ちゃんを乗せ
私も自分の自転車に股がって、
2人はゆっくりと地面に降りて行きました。

・・・

美沙ちゃん、
偽物だなんて言って、ゴメンね!
それと、すっごいパワーでビックリしちゃった~

なに言ってんのよ、
美香ちゃんだって、合気道の技、
めちゃめちゃすごくなっちゃったね。
私、本当にビックリしちゃったわ。

・・・

美沙ちゃん、
悩みがあるんでしょう?
分かってるのよ。
いつだっていいからね、私は待ってるよ。

うん!
美香ちゃんだけには必ず話すね。
ダチだもん!
私だけの美香ちゃんだもん。

美香ちゃんは、私の顔を見つめて言いました。
美沙ちゃん、私、ず~っと、ず~っと
信じてるね!

・・・

じゃあ! 行くね!
そ~言うと、美香ちゃんは、ツインテールの髪を揺らして
嬉しそうに自転車を走らせて離れて行きました。
目に一杯の涙を浮かべているのでしょう。
後姿が泣いていました。

ありがとう、美香ちゃん!
私の目からいっぱい涙が溢れ出し、
美香ちゃんの後姿を追って、その場で、
私は、わ~ん、わ~んといっぱい泣きました。

・・・ 泣き続けました。。。

・・・

さあ、私もお家に帰~えろっと!
急にお腹が空いて来ちゃったな~

自転車に乗って、我が家の近くの広場まで来ると、
1人の男子が立っていました。

誰だろう?
うちの高校の制服を着ています。
それも見覚えのある顔です。
確か、昨日転校して来た、私の隣の席の男子です。
ですが、ここで一体何をしているのでしょう?
変な奴!

・・・

私は無視して横を回って、通り過ぎようとしました。

すると、その男子が私の顔を見て言いました。

お方様!
自転車に乗れるようになられたのですか?

・・・ ?

は~?

お方様?
自転車に乗れる?
こいつ、バカか?
何を言ってるのだろう?
キモ

私は又無視して、先へ進もうとすると、私の自転車の
前に立って進行を妨げようとしました。

・・・ ?

ち、ちょっと、
あんた! なに?
そこどいてよ!
私はお腹が空いてて、早く家に帰りたいんだからね。
邪魔せんといてよ。
そこ、どいて!

お方様! お市様! 俺は心配で、心配で
お方様を、ここでず~っとお待ちしていました。

・・・ ?

は~~~~~~~~~~~~~~あ?

ちょっと、あんた!
私を待ってたって、ど~言う意味?
なんの用事なの?
あんたストーカーなの?
だったら相手を間違えてるわ!
私、今機嫌悪いし、
悪いこと言わないから他の人探してくれない。
でないと、かなりヤバいよ!

・・・

おい、ムシ子なのか?
お前、ムシ子なんだろう!

は~~~~~~~~~~~~~~~~~あ?

ムシ子ーーーーーーーーーーーーーーーーーお?
ムシ子って、なに?
意味不明?
あなた、だれ?

・・・ ?

俺は缶コーヒーだ!

は~~~~~~~~~あ? 缶コーヒー?
きゃは、あんたの名前って缶コーヒーなんだ?
めちゃいい名前じゃん!
勝手に、
缶コーヒーでも、パックコーヒーでも飲んでたらいいじゃん。

じゃあね~~~~~~~~え~ バイバ~イ

そ~言って自転車を進めようとすると、
男子の手が私の自転車のハンドルを握りました。

こら~ 放せ~ 何すんのよ!

エイ! ドンーーーーーーーーーーーーーーーーん!

・・・
私は片手でその男子の胸を突き飛ばしました。
すると男子の体が吹き飛んで、地面に転げてしまいました。

だから言ったじゃん、
相手を間違えてるってな!
かなりヤバイってな!
これ以上、変なこと言って、私に近づくんじゃね~
ぶん殴るぞ!
分かったか! バカ!

そ~言うと、
私は自転車に乗って、その場を離れて行きました。

お方様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!

お市様ーーーーーーーーーーーーーーーあ!

私の後ろから男子の叫ぶ声が聞こえました。

あのバカ、まだ叫んでる。。。 アホか~
お方様?・・・ ?
お市様?・・・ ?
キャハ! 頭の病気なんだ!

お方様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!

お市様ーーーーーーーーーーーーーーーあ!

ムシ子ーーーーーーーーーーーーーーーーーお!

足音が近づいて来ます。

・・・ しつこい奴だ!

ったく、何だって言うの? キチがい!

私は、そのキチがい野郎に、
今後のために、キッパリとケリを付けることにしました。

私は自転車を止め、
両手を腰にして、空き缶野郎に向かって叫びました。

おい! お前!
空き缶野郎!
いい加減にしゃ~がれ!
さっきから、なに訳の分かんね~こと言ってんだー!
私は、お前なんて知らね~
今日の所は見逃してやるがな、
これ以上、私に付きまとうと承知しね~ぞ!
この次は、ぶっ殺すぞ!
分かったかーーーーーーーーーーーあ!


分かったら、
早く帰って飯食って寝ろ! このクソ缶野郎が!
私の前から、その薄きたね~ツラ消しゃ~がれ!
この空き缶変態やろう!

そ~叫んで自転車にまたがろうとすると、急に
お腹の奥から痛みが突き上げて来ました。

う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!

さっき、
美香ちゃんにお腹を叩かれたのが今になって、、、
美香ちゃんの空手パンチ半端じゃない、、、

く、く~~~~~~~~~~う! 痛い!
まるで内臓が、ねじれるように痛い。。。。

それも、段々激しくなってくる!
あ~痛い! ど~なってるの?
お腹の中の物が潰れるように痛い!

く~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う!

きゃーーーーーーーーーーーーーあ!(悲鳴を上げてしまいました)
痛~~~~~~~~~~~~~~い!

お腹が、、、 内臓が、、、腸がねじれる~

・・・
私はあまりの痛さに我慢できず、両手でお腹を押さえて、
その場に丸くなって、うずくまってしまいました。
あまりの痛さで、気が遠くなっていきます。あ~
目がくらみ、周囲の景色が歪んで見えます。。。ボ~

・・・

お方様! お市の方様! 大丈夫ですか?

・・・

・・・

・・・ は?

・・・

・・・

あ、、、缶コーヒーか、、、

・・・

缶コーヒー、そなた、何をしておるのじゃ?
早う、早う、、わらわの、はらわたを揉むのじゃ!
はらわたを、早う掴んでくれ、、、
そなたの手で、わらわの、はらわたを
揉むのじゃ、、、、掴むのじゃ、、、、つぶすのじゃ!

え、えーーーーーーーーーーーーーーーえ~?

またしても、はらわたを~?
お市様の内臓を俺の手で揉む~ 掴む~
そして、つぶす~

・・・

あ~ その言葉の響きを聞くだけで、俺はもう~
もう、興奮して、、、あそこが、、、ぐ~っと、、、
強烈に、、、とんでもなく硬い岩になるのです。
俺は間違いなく、変態だ~ それも超大型

実のところ、俺は昨日、お市様のはらわたに触れて以来、
その生々しい腸の感触で、自分の人格が変わる程に
その腹に想いを巡らせているのです。

・・・

ですが、お方様、このような処で、そのようなことは
少々目立ち過ぎて、、、出来ませぬ。。。人目が。

よい! 構わぬ、早うせ~

く~~~~~~~~~~~~~~~~~~~う!

う~痛むーーーーーーーーーーーーーう~ はらわたが、、、

そなたは、わらわの護衛役ぞ! 忘れたのか! 早う!

・・・ ですが、、、

・・・

何をつべこべ申しておるのじゃ!
早うせ~と申しておるに!

はっ!

ですが、やはり、ここでは、まずうございます。
辺りをキョロキョロと見回します。
誰もいません。

ど~したらい~んだろう?
絶対に、ここではヤバイに決まってる。。。

ど~しよう?
お方様が苦しんでいる。
はらわたの痛みで、その美しい顔が歪んでいる。
何とかしなければ。。。
俺は、お方様の護衛役だ!

・・・

よし!

・・・

お方様! では、ご無礼致します。
そ~言って、俺はお方様の体を両手で抱き上げて
向こうの塀の後ろに運んで歩きました。

あ~ 何と軽い体なんだろう。。。
これがお方様の肉体の全てか。
そしてムシ子の体の全てなのか。
こんなに軽いとは。。。

・・・

お方様は、何も言わず、
両腕で俺にしっかりと、しがみ着いています。
微かな風に混じって、
甘~い、淡~い香りが漂ってきます。
あ~ 何んだか、気持ちが、、、変になっていく、、、
俺の頭の中で、
この美しいお方様の肉体の中にぎっしりと詰まった
内臓が浮かんで来ます。
想像するだけで、興奮し、いってしまいそうです。

・・・

塀の中にお方様の体を運び入れ、
お方様の体を抱いたままで座りました。

お方様の顔が歪んでいます。
、、、なんて、、エロチックな表情なんだ、、、
ハッキリ言って、強烈過ぎです。
我慢できない程に、そそられます。(内緒)

・・・
早う~
下腹の中に有る、はらわたを揉むのじゃ。

・・・

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!
下腹の中に有る、はらわた~~~~~~~あ!
はらわたを揉む~~~~~~~う!

・・・

なんという響きなんだ!
も、もう、ダメだ!
下腹の中に有る、はらわたって小腸だよな!
それを揉むんだよな! あ~ ゾクゾク、、、
俺はまたしても、
そのスッゴイ言葉の響きに完璧にやられてしまいました。
そして、心の底で思いました。

・・・

(お方様! 俺は、腹フェチの内臓フェチの、めちゃHな男なんです。)

(お方様が思われているような、潔白な男じゃないんです。)

(ハッキリ言って、ドスケベで、超変態男なんです。知っていますか?)

・・・

知っておるぞ!

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ! 知ってるの~?

そなたが、わらわのことを陰ながら見守ってくれているとな。。。

ビックリした~ 心臓が止まったかと思った!

スカートをゆるめて肌の上から、はらわたを揉んでくれ。

えーーーーーーーーーーーーーえ! 言葉で追い打ち!

あ~ 強烈すぎる言葉だ! めまいがする。。。

・・・ 躊躇するも、ここまで来て引き返すことは出来ません。
・・・ 俺の本能が求めていることでもあるのです。強烈にです!

お方様!
それでは、お方様の、はらわたに触らさせていただきます。

は、早う~

・・・

は、では、

にゅちゅ~~~~~~~う~ 、、、、、あ~この感触、、、、

俺の手がお方様の腹部内の生暖かい物に触れました。
あ~ この感触、、、、狂いそうだ。。。

にゅちゃ~~~~~~~あ、、、、 ぬるぬる~
俺のあそこが、、、岩石になる~~~~う、、、

缶コーヒー、
もっと強う~掴むのじゃ、、、掴んで大きく回してくれ、、、

・・・ え~~~~、、、、

掴んで大きく回す~~~~~~う、、、
この腹の中には腸があるんだよな、、、
それも、ぎっしり詰まってるピンク色の腸だ。
それを掴むとど~なるんだ~
粘っこい液体が滲みだし、、、そして、、

缶コーヒー!
そなた何を考えておるのじゃ!
早う~

ドキ!

お方様、
俺は全然問題ないのですが、
ですが、、、お方様に、こんなご無礼をするなんていけませぬ。

よい! やるのじゃ!
掴んで大きく回すのじゃ! 早う~

はっ!

で、では、

ぐちゅぐちゅ~~、、、ぬるぬる~~、、じゅるじゅる、、
くちゃくちゃ、、ぶちゅるる~ ぬちゃ~、、、、

あ~ 気持ちがいいぞ! 缶コーヒー!
手を休めず聞くのじゃ、、、、
そなた、わらわの事が好きか?

え?

・・・ ?

そなたは、わらわが好きかと聞いておる?

・・・

勿論ですとも、この缶コーヒー、お方様の事が
この上なく好きでございます。
今も、これから先も、ず~っと好きでございます。

その言葉に、偽りはないであろうな?

はい、勿論でございます。

なら、手を休めず、そのまま、わらわの口に接吻せ~
わらわの全ての滴を、吸い尽くすのじゃ!
更に、わらわの首筋やうなじを舐め尽くし、
その両腕で、この体を固く強く抱きしめるのじゃ!
それが、偽りでない証じゃ! 早う!

・・・

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!

・・・

お、お、お、お、お、、、、、、

お方様! な、何を、、、、、おっしゃられます

そ、そ、そんな、ご無礼こと、大胆なこと、
この缶コーヒーには、
やりたくても出来ませぬ。

・・・

分からぬか? 缶コーヒー!
ムシ子殿の願いじゃ! ムシ子殿の想いじゃ!
この体の中におる、ムシ子殿が望んでいるのじゃ!
そして、そして、わらわもじゃ、、、

え? ムシ子が?

そして、お方様が?

・・・

偽りでない証を見せるのじゃ!

・・・

ちょっと、缶コーヒー、
あんたの顔って、いつ見ても面白いね。

は~?(俺)

まあ、性格的にはいい方だけどね!
頭の方は、かなりノー天気かな。

私ね、あんたが頑張ってくれてるの分かってるよ。
クスクス!

お方様!
また、ご冗談は止めてください。
又、ムシ子の喋り方をされているんでしょう。
俺には分かってます。

・・・

処でさ、
あの村でのこと覚えている?
村長さんや奥さんや菊ちゃんは、
あれから、ど~なっちゃったんだろうね?
きっとみんなで力を合わせて
暮らしていったんだろうな~。

・・・
でもさ、
考えてみれば、あれって400年以上前の出来事なんだよね。
戦国時代に私たちタイムスリップしちゃってさ、
色んな事を、いっぱい学んだよね。
貧しくても、皆で力を合わせ暮らしていたわね。
人の思いやりや、心の温もり、
生きる勇気を感じさせられちゃったわ。

・・・
あなただって、そ~でしょう。
戦国時代の庶民の生活や、
その中での庶民の思いを知りたかったんだもんね。
私たちは信じられない経験をしちゃったけど、
あの時代があるから、
缶コーヒーも私も今ここに居るんよね。
あの時代があるから、今があるんだもんね。

・・・

覚えてる?
あの月夜のこと!
満月だったわね。。。
あなたと私は眠れなくって、
同時に家から外へ飛び出しちゃったでしょう。。。
そして走ったわ、月明かりの中を二人して。。。
あの時ね私、
ず~っと背中越しにあなたを思って、
我慢できなくなっちゃって走ったの。。。

・・・
川に蛍がいっぱい飛んでたわ~。
とってもキレイだった~

あなた、私に言ったでしょう。。。。
人を好きになったら月だって綺麗に見えるのかもな? って!

私ね、、
嬉しくて、とっても幸せだった。
ありがとう、缶コーヒー。

ムシ子―ーーーーーーーーーーーーーーーお!
ムシ子、ムシ子、、、、、ムシ子ーーーーお!

俺はムシ子の体を荒々しく引き寄せて
狂ったようにムシ子の口をしゃぶる様に吸いました。
お前なんだな! ムシ子!
ムシ子! 会いたかった!
会いたかったんだ!
俺はず~っと前からお前を探し続けていたんだぞ~
分かってんのか~~~~~~~~~~あ、、、、
あの夜にやっとそれに気が付いたんだ!

俺だって、あの夜、
お前を思って一睡だって眠れなかったんだ。
もう、どもへも行くな! ムシ子!

・・・

俺はムシ子の口から滲みだす滴を全て吸い尽くし、
更に、真っ白な首筋やうなじ、
制服を引っ張って覗いた肩や鎖骨、胸の谷間までも
何度も何度も繰り返し舐め尽くしました。
あ~ ムシ子の匂い、ムシ子の味だ~
あの月夜の時と同じムシ子だ。。。。

・・・

ムシ子の細い首筋が、ぐ~~~っと、のけ反り、
閉じた瞳から涙が潤んで、光る筋となってほうを伝います。
俺は、ムシ子の柔らかい腹部奥の腸を強く掴んだまま、
粘っこい胸一面を舐めまわし、舌を走らせて首の窪み、
硬い喉仏の出っ張りを通って、顎の光る筋を舐め登り、
その閉じた瞳までも吸い尽くしました。
そして、柔らかいムシ子の腹部内の腸を大量に鷲掴みにして、
強く大きくかき回しました。

・・・

ぐちゃ~ ぬる~ くちゅ~ ぬる ぬる
ぬる ぬる くちゅ くちゅ くちゅ

あ~~~~~~~~~~~~~あぁ~ぁ~
これが、ムシ子の内臓、、、、

・・・

ムシ子の匂い、ムシ子の味、ムシ子の涙、
ムシ子の温もり、ムシ子の内臓、ムシ子の吐息、、、、、
ムシ子の全てを自分の体の中に狂ったように
確実に取り込みました。

あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~あ~ 、、、

・・・ 狂ってしまう、、、、

・・・

今、俺はムシ子と一体になっている。
身も心も一体になっている。
セックスで結ばれるよりも、はるかに強く結ばれている。

・・・

でも、もう、、、
限界だ~

・・・

もうダメだ~~~~~~~~~~あ! 持ちそうにない、、、
あまりにも刺激が強すぎる。。。
俺のあそこが岩石から鉄鉱石になっていく~

あ~ ダメだ~
もう10秒も持たない。。。。

・・・

いく~ 9、8、7、6、5、4、 あ~ ヤバ~

・・・

と、次の瞬間、
サッ! と、お方様は立ち上がりました。

かたじけない!

腹は、もう治った!

わらわは、家に帰る!
そなたも、一緒に飯でも食って参るがよいぞ!
父上や母上に説明の義もあるであろう。
遠慮はいらぬ!

・・・

え? (俺)
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!

缶コーヒー、参るぞ!

・・・

俺たち二人は、互いに並び2つの自転車を押して
ムシ子?の家に向かって帰りました。

俺は、一度帰宅し自転車で来ていました。

しばらく無言のまま、二人は歩きました。

・・・

と、その時です。

缶コーヒー、あれを見るがよい!
真っ赤な夕陽じゃ、
この時代の夕陽も美しいのう~
後ろに束ねた黒髪がそよ風に舞っています。
お方様は、その夕陽を遠くに見つめて言いました。

・・・
一句できたぞ!
・・・

「沈む陽に 面影追いし 忍恋」

・・・

缶コーヒー、
真の恋とは、忍恋ぞ!

・・・
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