前回関連ストーリー⇒ 医大実習生/美穂 生きた解剖学2、意外な展開(後編)

医大実習生の山内美穂。

最近、私は変な夢をよく見るようになっています。
私の通ってる医大で、現在解剖学を学んでいるせいで、
仕方ないのかもしれませんが、
それにしても、その夢の内容はリアルです。

夢の内容は共通していました。

それは、
私自身が生きたままで、お腹を解剖され、
中身を物色されている夢です。
メスが私の腹部を大きく切り進んでいき、
お腹がポッカリと大きく開き、
そこには私の臓器が浮かび上がり、
腸なんかが、うねるように活動しているのです。

私は、その夢の中で、ヤメテ――――――――え! って
叫んでいるのですが、声は出ず、体も動かせず、
夢は思い通りに覚めてくれません。

必死で呼吸をする私の体は、極度の興奮から、
汗が滲み出し、まるで、熱く燃え上がるようです。

最近は、毎晩のように、同じような夢を見ちゃいます。

でも、私は、気づいています。
夢の中で自分が解剖されることで、
性的な興奮を覚え悶えているのです。

誰にも知られたくない秘密の内臓フェチが原因で、
そんな夢を見ているのでしょう。

夢の中とは言え、解剖される自分のセクシュアリティが
刺激し、オーガズムを感じているのに違いありません。
他に知られたくない私の性癖です。

朝起きると、
重ねたタオルがびっしょりと濡れて、
シーツにまで届いていることだってあります。

夢は、あまりにもリアル過ぎて、見ている時は、
それが夢なのか、現実なのか全く区別がつきません。
夢と現実の狭間を、さ迷っているようです。
ある面、恐怖です。

・・・

今日の学校の放課後、
親友のミッチ(小山美智絵)とお茶屋で
スイーツを食べながら冗談話で騒いでいました。
男子の話とか、ショッピングの話や旅行の話です。

ミッチーが、ふと言いました。
美穂、あなた、臓器提供ってど~思う、、、?

・・・ ?

、、、う~む、、、ど~って、、 よく分かんない?

私たちって、医者の卵でしょう、、、だから
率先して臓器提供をしなきゃダメないんじゃないかな~

・・・ ふ~ん そ~かもね

で、ミッチはど~思ってんの?

私は、今の気持ちはあり得ない!

はーーーーーーーーーーーーーーーーーーあ!(私)

だって、家の両親の気持ちを思うと、何だかしづらいんだよね~
だから、今のところはバツかな?

それに、腸なんかは、
亡くなってからも、しばらくは生きてるんだって。
もし、腸の臓器提供ってことになれば、生きてる腸を
そのまま、摘出することになっちゃうわ。

脳と腸は神経が直結しちゃってて、しかも、脳からじゃなく
元々は腸の神経が脳に行ってるらしいの。
つまり、心臓が止まっても、腸が生きてる限り
脳も生きてるってことなのよ。

それなのに、心臓が止まったからと言って、
腸を摘出することは、そのことによって
完全に体を殺しちゃうことと同じなんだって。

生きたままで、腸を摘出することなのよ!

ドッキ!

私は、ミッチの、その言葉に
一瞬、目の前がクラクラっとしました。
自分が、変な気持ちになって行くのが分かりました。

・・・

じゃあね~ また明日! バイバイ!
ミッチがそ~言って、一瞬、私の顔を覗き込むようにして、
手を振って別れてました。


————— 自分の部屋で


私はベッドの上に横になりました。
あ~ 今日も疲れちゃったな~
そろそろ、寝なくっちゃ! 明日の授業があるわ!

。。。 うと、うと、

私は眠い中、ミッチの言葉を思い出していました。

「生きたままで、腸を摘出することなのよ!」

・・・ うと、うと すやすや

あれ?

部屋が明るいわ、、、
自動消灯が効いてないのか~
あ~電気代もったいない、消さなくっちゃ、、、

え?

私? パジャマは? 下着だけじゃん!

また、来たか~
例の変な夢を見ちゃってるの~ わたし?

起き上がって、机の上のリモコンを手に取ってボタンを
押しました。

自動消灯 部屋がだんだん薄暗くなって行きます。
何だ、夢じゃない! 夢だったら動けないもんね~

 

ウトウト、、、すやすや、、、

・・・ ?

は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~あ~

また、電気がついちゃってる。部屋が明るいわ!
なんで、なんで? リモコンが壊れちゃってるの~
それとも、電気の方かしら?

仕方ないな~、あ~面倒、壁のスイッチを切っちゃえ!
私は、立ち上がって壁に向かって歩いて行き!

カチッ! 部屋のスイッチを押しました。

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!

切れない! なんで~? スイッチの故障?

あ~ 面倒、まあいっか! 眠い、、、
私はベッドに向かいました。

次の瞬間、私は、驚いて飛び上がりました。

キャーーーーーーーーーーーーーアッ! ビックリ!

ベットの上に誰かが眠っています。誰?
よく見ると、  まさか

うっそーーーーーーーーーーーーーーーーーーお!

私じゃん!

私が下着姿で仰向けになって、寝息を立てて眠っています。
クー クー クー むにゃむな、、クー クー
私って、こんなに阿呆顔?

その横のテーブルに何かがあります。

キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアッ!

これって、解剖の道具じゃん! メスが部屋の明かりで
キラリ、と輝きました。
解剖用のゴム手袋もあります。

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーえ!

解剖しろって事?
自分で自分の体を解剖する!
でも、私は生きてるのよ!
眠っちゃってるだけ!

これじゃ、まるで、切腹じゃん!

変な切腹だけど、
自分が自分の体を切っちゃうんだから、
切腹と言ってもいいわ!

ミッチが内蔵提供の変な話をしちゃうから、
こんな夢を見てるんだ!

それにしてもよ、よ~く眠っちゃってるな~私。
眠っている自分の姿を、じ~っと見つめていました。
呼吸で胸が動いています。

ここは お腹か~
柔らかそうなお腹が波打っています。
このお腹の中には、いっぱい内臓が詰まっているのか~

・・・

眠ってる自分のお腹を手て触ってみました。
あ~ 温か~い、、、柔らか~い、
私の肌ってすべすべだわ~
自分で言うのも恥ずかしいんだけど、、めちゃ、キレイ!

私は、じ~っと自分の体を見つめていました。
お腹から、変な音がしました。
あ~ 腸の消化の音だ! グルグル~ グ~

きっと、
お腹の中で、夕食のチャーハンが消化されているんだわ。
私は、お腹にそっと触れてみました。

何てソフトなの~
指の先で少し押してみました。

・・・

指先に、ぬる~っとした物を感じます。

腸だわ! 動いてる。
おへその少し下に、指を立てて、少し深目に押してみます。

ぐちゅ~

更に、深~く押し込みます。
力の抜けた、ねふねのお腹の中に
指先が、スーッと入って行きます。

ぬちゅにゅちゅぐちゅ~ 微かな音

あ~ 温か~い!
にゅるにゅるっとした感触が、直に手に伝わってきます。

あ~ 感じちゃう、、、

私の内臓も、熱~くなって来ます。
この感触って好き。すっごい快感を覚えました。

私は、その時、
中の物を実際に見たいと思いました。
直に手で触ってみたい。

・・・

私は内臓フェチです。
今まで、自分のお腹にどれ程、
感じて頂点を迎えてきたことか知れません。
そのお腹の中を覗いてみよう。

これは夢の中だわ!
どんなに切っちゃっても夢なら心配はいらないもん!
お腹に傷なんて出来っこないわ!

それに何と言っても、
自分で自分のお腹を切っちゃうんだから、いいもんね~

よ~し! ミッチが言ってた、
「生きたままで、腸を摘出!」だ~ 解剖の勉強だ~

手袋を付け、メスを取りました。
一瞬、迷いましたが決行です。
お腹の鳩尾から下腹まで、ス~ッ っと一直線に
お腹を、などりました。

・・・

私は眠ってる自分に小声で話しかけながら、
切り進んで行きました。

柔らかいお腹の皮膚は簡単に切れました。
同じところを何度かメスを入れます。

厚みのある脂肪と肉が切れて、
お腹の内圧で、何もしなくても、
切り口が左右に分かれて開きました。

うわ~ すっごい!

生き物が居ます。
中の物体が動いている。

これが、私の内臓!
今まで、皮膚の上からしか感じれなかった
内臓が、そこにありました。
すごい活発に動ています。

まるで、独立した生き物です。
くねくねぐねぐねと、力強くお腹の中を這いまくっています。

私は、それを、じ~っと見つめていました。
これが、私の内臓、、、、腸!

その全てが、私の性感帯の塊なんだ!
連なった大量の腸が所狭しとひしめき合っています。

あ~ 私、、、へん!
自分の内臓を目にして興奮しちゃってる。
何だか、気持ちが完全に変な処にいきそう。
これって、夢の中なんだよね。
でも、こんなにリアルな夢って、私、信じられない。。。

あ~ 濡れてきてる。私、感じてる

私は、
片手を開いた腹部にゆっくりと差し出し、
露出した腸に、直接に触れてみました。

なんて温かいの~ これが腸、小腸なんだ、、、
弾力があってプリプリしてて、輝いてて、キレイ!

何のガードもなく、あらわに、さらけ出された
本来の姿です。
私だけの物。
誰にもあげないわ!
そ~思いました。

内蔵は思ってた通りの物でした。

私は、両手を内臓の中に差し込み、
丁寧に腸を手に取って見ました。

ねちょねちょの体液で腸がぬるぬると逃げて行きます。
甘~い匂いがする、、、

ぐちゅぐちゅ~ ぬちゅ~ スッゴイ感触です。
ずっしりとした連なった腸が、お腹の奥から
限りなく出て来ました。

あ~

movie story 3:59  ↓

 

夢と幻想の森